ネタが少し分かりずらいかもしれません、そして果てしなく私情が入ります。
まいたけとシュ(ryが仲良く座ってゲームしてる光景とか、思い浮かべたらシュールすぎますよねww
それでもリアルファイトでは勝てません
「遅かったな、シュヴァーン……待ちわびたぞ」
入室するや否や、アレクセイはそう言って奥のデスクからシュヴァーンを出迎えた。
だがその言葉とは裏腹に、大して機嫌が悪いわけではないようだ。この男は不機嫌になると、特に自分が相手の時など笑うことなどない。
「申し訳ありません……」
折角の機嫌を損ねてしまわぬよう、下手な返答は慎む――もっとも、機嫌が悪い時もそれは同じであるが。
「ふむ、まあいい……ではさっそく――」
立ち上がり、彼は部屋の隅にあるモニタ型の魔導器の前に移動する。
「始めるとしようか――」
「……あの、大将」
「なんだ?」
「いまさらですが……何でスマ○ラなんですか? しかも64の」
「しかたあるまい、手元にある対戦ゲームと言えばこれとぷよ○よ~んとマリ○カートしかないのだからな。そもそもハード自体64とソニータイマーが発動してディスクのロードに30分かかるPS2かヴェスペリアの為だけに買った箱○しかないのだ」
「何でわざわざ管理人の残念な実機環境を暴露するんですか」
「まあDSはあるからポケ○ンでも構わんのだがな……お前のパーティはレベルが高いだけでつまらん」
「誰かがふっかけてくださる激務のおかげで努力値割り振る暇がないんです」
「人のせいにするな、情けないぞ」
「………………」
「ああああその方向には竜巻が!!」
シュヴァーンが操るピカチュウに投げられ、アレクセイのネスが竜巻につかまり、星になる。
「GAME SET」のアナウンスと画面表示が現れ、結果画面に移り変わる。1P撃墜数0、落下数5。一方の2Pは間逆の成績だ。
「流石だなシュヴァーン……普段私には逆らえん分ゲームの中ではフルボッコと言う訳か」
「……単に実力の差だと思いますが」
まあ確かに普段の鬱憤を少なからず晴らせているのは事実であるが、どちらにせよ実力差あってのフルボッコだ。といっても、別にアレクセイが弱い訳ではない。シュヴァーンが強すぎるのだ。
(極めるぐらいの勢いでやってたからなー)
現に、アレクセイに強要されて操作キャラ変更を丁度1周終えたが、黒星は未だ0である。成績には差があるものの、どのキャラクターも使いこなせている自信がある。
「よーしもう1度勝負だ! というか勝つまでやめんぞ!!」
「えー、もう止めましょうよ。俺、明日朝一でダングレストに戻んなきゃなんないんですから……」
「お前の事情など知るか」
「………………」
「あ、ちなみにわざと負けたりしたら許さんからな! 真剣勝負で勝たんと意味がない!!」
「……あんたいくつですか……」
駄々をこねる上司に殺意を抱きながらも、現実世界では絶対に勝てないので嘆息にとどめるしかない。
まあわざと負けるつもりも毛頭ないので、仕方がない、諦めてもらうため完膚なきまでに叩きつぶしてやろう。
1時間後――
「ぐううううううううう」
「……もう諦めたらどうですか大将」
「やかましい! 舞い飛べ聖剣!!」
散り際にアレクセイのカービィが投げたビームソードはしかし、シュヴァーンのプリンにいとも簡単にかわされてしまった。
そのままカービィは画面下に落下。ゲームセット。
「何故だ! 何故勝てんのだ!!」
悔しそうに呻くアレクセイ。もはや帝国騎士団団長の貫録は一切ない。
(流石にやりすぎたかな……)
たかがゲームとはいえ道具にここまでフルボッコにされると、プライドもズタズタだろう。心労と寝不足からか、眼の下に隈まで作っている上司を見ていると少しだけ可哀そうになって来た。
それに、あまりやりすぎると後々の自分の扱いがさらにひどくなるような気がする――もう手遅れかもしれないが。
「あ、あの……大将――」
「……仕方がない」
呼びかけようとしたシュヴァーンだったが、アレクセイ本人に遮られる。
「シュヴァーン、私はしばらく籠ることにする」
何事かを決意した堅い表情で、彼は言った。
だが、どう考えてもシュヴァーンにはそのまともな理由は浮かんでこない。
「……何でですか」
「もちろんスマ○ラの修行だ」
「……そうですか……」
予想通りの答えにげんなりしながらも、とりあえず今日のところは諦めてくれたようだとホッとする。
「と言う訳でその間私の分の仕事は頼んだぞ」
だが続く予想外の言葉には、流石に我が耳を疑った。
「……は?」
~数日後、ある騎士たちの会話~
「最近シュヴァーン隊長をよく見かけるな、珍しいこともあるもんだ。……死にそうな顔してるけど」
「その代わり団長は見かけないよな。体調でも崩されたんだろうか?」
「さあ? でもこの間部屋の前を通った時は元気そうな声で『こんなのでは奴に勝てん!』って叫んでるのが聞こえてきたぞ」
「もしや団長は修行中か?」
「はっ、そうか! 団長と言う座に就きながらも帝都を守るために更なる鍛錬を積んでおられるのだな!!」
「流石アレクセイ団長! 騎士の鏡だな!!」
「じゃあシュヴァーン隊長はその間のフォローをしてらっしゃるのか……理想の上司と部下の関係だよな」
「まったくだ」
「俺もあーゆー信頼関係を築きたいねぇ」
とりあえず書きたかったもの。
・実は大人げないシュ(ryとそれ以上に大人げないまいたけ。
・シュ(ryにフルボッコにされて涙目なまいたけ。
・ビームソードを「舞い飛べ聖剣!」って言いながら投げるまいたけ。
・やっぱり理不尽なまいたけ。
ちょうどスマ○ラの作業用BGMを聴いてるときにこのリクを見たので、このネタしか浮かびませんでした(笑)。
なんかもうすみませんorz
ご期待に添えてないかもしれませんが、柚子丸様のみお持ち帰り可でございますです、はい。
リクありがとうございました!!
ぽちっとお願いしますm(_ _)m