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今日も幸せレイリタ日和。
2025/04/21 (Mon)12:53
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2010/03/16 (Tue)03:38


2万HITゲッターの慧様からのリクエスト、「レイリタで水着ネタ」です。
 

レイリタなのにレイリタ成立前ですorz
水着ネタなのにリタっちしか水着着てませんo...rz
でも相変わらずおっさんは変態ですb


……ご期待に添えてなかったらすみません。




※フリリクを下さっている方への返信及び上の記事のリクエストの更新は募集期間後に行います。
お待たせすることになり申し訳ありません。



採点ミスじゃありません追加点です


「ねぇ、何で休みに来たのにあたし達は掃除しなきゃいけない訳?」
「まあいいじゃないの、これ終わったら貸切で温泉入れるんだから」
 デッキブラシを2本ずるずると引きずりながら後をついてくるリタを振り向き、洗剤の入ったバケツを手に提げたレイヴンが彼女の不満をたしなめる。

 旅の疲れを癒す為ユウマンジュを訪れた一行だったが、従業員が相次いで風邪をひいたとか何とかで、常連となっていたことが仇となり営業の手伝いを頼まれてしまった。
 公正なくじ引きの結果、それぞれの担当が決まり現在は持ち場に向かっているところだ。

「で、何でリタっちは水着着てんの?」
 脱衣所から露天風呂に出る引き戸を開けながら、もう1度振り向いて先ほどから疑問に思っていたことを尋ねてみる。
 以前ここで手伝いをした時に支給された番頭衣装のレイヴンとは違い、リタは赤いビキニの上に白いパーカーを羽織った格好だ。
「だ、だって、この格好なら濡れても平気でしょ?」
 合理主義の少女らしい返答だが、何故か悪い滑舌と朱を帯びた頬から感じるのは違和感。
(ひょっとしてまだ悔しいのかね、2点……)
 ふと思い出したのは、女性陣の水着姿に対するレイヴンの独断と偏見による採点。

 ……いや、まさか、それはないはず。
(俺の悪ふざけごときにムキになるはずないって……うん)

 結局あの後冗談抜きに焼かれたことを思い出し、身体を1度震わせる。それと同時に、浮かんだその思考も振り払った。
(だって、俺を見返したところでリタっちには何のメリットもないし……うん、ないない)
 頭の中で自分に言い聞かせ、「そっか」と軽い相槌を返してから露天風呂へと足を踏み出す。
「さぁ~って、さっさと終わらせますか」

 

 床の石畳をデッキブラシで念入りにゴシゴシとこすり、ある程度の範囲が終わったところで湯を流していく。そんな作業を繰り返して早数十分、2人がかりで行っていてもこの広い露天風呂ではなかなか時間がかかる。
「はぁ、終わらないねぇ……おっさん早くお風呂入りたいのに」
 珍しくやる気を見せていたレイヴンも、この単調な作業に飽きてきたのか立てたデッキブラシに手を乗せて体重を掛けながら愚痴を口にし始める。
「……あんた、女湯覗く気じゃないでしょうね」
 その言葉に、ぎくりと肩が跳ねる。
 ぎこちない動きで声のした方を見てみると、手を止めたリタが半眼でこちらを眺めて来ていた。
「あ、あはは。なぁに言ってんのリタっち。おっさんがそんなことする訳――」
「さいってー」
 引きつった表情で誤魔化そうとした本心は、いとも簡単に見破られてしまう。
「おかしいと思ったわ、あんたが文句も言わずに掃除引き受けるなんて……このエロ親父」
 完全に軽蔑の視線を向けられ、流石のレイヴンも結構傷付く。
「エッ、エロ親父とは酷いわねリタっち!」
「エロ親父はエロ親父でしょ!? だいたい、水着の女に採点したり、そん中でもジュディスだけ2兆点だったり、あたしには2点だったり、完全にエロ親父の所業じゃない!!」
 拳を握りしめ、今にもデッキブラシを振りまわして来そうな勢いでまくしたてるリタ。レイヴンは的確な意見に咄嗟には言い返せず、うぐっと言葉を詰まらせ――
(……あれ?)
 返す言葉を探していたはずの思考は、すぐに彼女の言葉の1か所にまた違和感を見つける。

「……リタっち」
「何よ?」
「ひょっとして……根に持ってる? 2点……」

 口にしたのは、つい数十分前に振り払った発想。
 途端に、リタの顔が赤くなる。
「なっ! 何言ってんのよ!! あたしがおっさんなんかのくだらない評価を真に受ける訳ないじゃない!!」
 そう怒鳴りながら、リタがこちらへ一歩踏み出した、次の瞬間――

 つるっ

 濡れた床にその足を取られ、彼女の身体が後方へと大きく傾く。
「きゃっ!」
 短い悲鳴を上げながら、なす術もなく重力に従うだけのリタ。その先には、湯の溜まった風呂――

 ばっしゃーん

 そこから、派手な音と水飛沫が上がる。
「リタっち!!」
 自分も滑ってしまわないように注意しつつ慌てて湯船の際まで走り寄るレイヴン。直接硬い床に倒れた訳ではないことに頭の片隅で安堵しながらも、湯船を覗きこむその様子は気が気でない。
「っつ~……」
 湯に浸かって上半身だけ起こしているリタは、顔を歪めながら臀部をさすっている。とりあえず頭は打っていないようだ。
「大丈夫?」
「だい……じょぶ……」
 色々と恥ずかしくなったのか、それとも湯に浸かっているせいか更に赤くなった顔でぼそりと答え、ばつが悪そうにこちらを見上げてくる。

「――――っ!!」

 彼女を助け起こす為に手を差し出そうとしていたレイヴンはしかし、その光景に身体ごと固まってしまった。
 頭から湯をかぶったリタの髪からはぽたぽたと水滴が落ち、白く薄手のパーカーが透けて彼女の水着と肌の全景を映しだしている上、華奢な身体のラインに沿ってぺったりと肌に密着している。そして、朱を帯びた頬と上目遣い……。

「おっさん?」
 思考も何もかも固まったままのレイヴンを、リタは訝しげに見つめ返し――

「ちょっ! おっさん鼻血出てるわよ!?」

 やがて訪れた彼の変化に今度は彼女が慌てる番だった。

 

「何で風呂にダイブしたリタじゃなくてレイヴンがのぼせるのさ?」
 座敷に仰向けになったレイヴンをうちわで煽いでやりながら、自分の担当の仕事を終えていたカロルがリタに尋ねる。
「あたしに聞かないでよ」
 結局風呂上がりスタイルに着替えたリタの方も心当たりがないのか、訳が分からないとでも言うように手を振って見せる。
「大方、掃除終わってからの女湯覗きについてアホな妄想でもしてたんでしょ」
「ま、そんなとこだろうな」
 リタに同意の意を示しながら、水の入ったコップと水枕を持ってユーリが戻ってきた。
「カロル、おっさんの面倒は俺が見とくからリタと一緒に掃除の続きしといてくれ」
「うん、分かった」
 彼の指示に素直に頷くと、カロルは立ち上がって風呂場へと駆けて行く。リタも少しだけ心配そうにレイヴンを振り向きながら、その後に続いて行った。
 2人を見送ってから、レイヴンに目を向ける。
 腕で顔の上半分を隠している彼が一体今何を考えているのかは分からないが、彼がなぜ倒れたのかは風呂場から出て来たばかりのリタの話を聞いて(そして彼女の状態を見て)何となく想像がついた。

「で、おっさん、最終得点はどーなったんだ?」

 その横に腰をおろしながら、カロルとリタが散々横で話していても何の反応も見せていなかったレイヴンに、ユーリはそう尋ねてやる。
「………………」
「………………」
 レイヴンは相変わらず顔を隠したまま沈黙を貫き、ユーリもただ黙ってそんな彼をじっと見据え続ける。

 ――やがて、何でもお見通しの青年からのその視線と沈黙に耐えきれなくなったのか、ようやくレイヴンの口が開いた。

「2兆飛んで2点」
 











っていうリタっちの水着絵を誰かください(ぇ
 

こんなんでよかったでしょうか?
リク主の慧様のみお持ち帰りください。

今回はどうもありがとうございました!!

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